「消えるガン」と「消えないガン」―なぜ差が生まれるのか

「消えるガン」と「消えないガン」―なぜ差が生まれるのか

水素ガスでガンは消えるのか?!免疫とライフスタイルから考える、ガンとの向き合い方

日本人の2人に1人が生涯でガンにかかるといわれる時代。でも同じガンでも、早期に発見して治る人もいれば、治療が難しいケースもあります。その違いはどこにあるのでしょうか。

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腫瘍免疫専門医
日本外科学会専門医・指導医
日本がん治療認定医
日本統合医療学会認定医・理事
国際水素科学研究会・理事長
赤城純児先生
こちらの本を解り易く引用した記事になります

ガンによって「進行の速さ」が違う

ガンは一口に言っても、臓器によって進行スピードがまったく異なります。胃ガン・大腸ガン・肺ガンは比較的予後がよいとされている一方、すい臓ガンや肝臓ガンは進行が速く、転移しやすいために予後が悪いとされます。

この差を生む大きな要因が、ガン細胞の持つ「免疫原性(がん細胞が免疫細胞に認識されやすいかどうか)」と「悪性度」です。免疫細胞に見つかりやすいガンは抑え込まれやすく、見つかりにくいガンは早期から勢いよく増殖してしまいます。

体の中では毎日ガン細胞が生まれている

ある学説によれば、人間の体内では1日に約500個ものガン細胞が生まれているといわれています。それでも多くの人がガンにならないのは、免疫細胞がしっかりと働いているから。免疫が正常に機能している間は、ガン細胞はすぐに排除されます。{問題は、ストレスや乱れた食生活などで免疫力が低下したとき。ガン細胞を抑えきれなくなり、病気として現れてしまうのです。つまり、日々の生活習慣がガンの発症リスクに直結しています。}

進行ガン・再発ガンは「免疫が逃げ場をつくられている」

免疫の主役はCD8キラーT細胞です。このT細胞がガン細胞を見つけて攻撃するのが「ガン免疫サイクル」と呼ばれるプロセス。ところが、進行ガンや再発ガンでは、ガン細胞自身がこのサイクルを妨害する環境をつくり出してしまいます。

近年話題の「PD-1/PD-L1」という免疫チェックポイント阻害薬は、このブレーキを解除することで再びT細胞が働けるようにする薬です。2018年にノーベル賞を受賞した画期的な発見です。

ステージ1なら95%が治る

早期発見の重要性は数字にも表れています。ステージ1のガンは、多くの種類で95%程度が治るとされています。胃ガン・大腸ガン・卵巣ガン・乳ガン・甲状腺ガンなど、さまざまな種類で高い生存率が報告されています。{ただし、すい臓ガンや胆管ガンは早期でも発見しにくく、治りにくい傾向があります。だからこそ、定期的な検診で早期発見を目指すことが大切です。}

食事療法は「補助」として有効、でも万能ではない

ゲルソン療法など、食事を中心とした治療法も注目されています。大量の野菜を摂り、免疫力を高めることには一定の意味があります。しかし食事法やサプリメントだけでガンが治るという科学的根拠は現時点では十分ではなく、あくまで医療との組み合わせで考えることが重要です。

一方で、コンビニ食やファストフード中心の食生活・過度なストレス・睡眠不足といった習慣が免疫を下げることは確かです。毎日の小さな積み重ねが、体の防衛力を左右します。

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