ガン免疫サイクルの仕組みと、なぜ今の治療法では末期ガンを治せないのか
↑の本からの引用です
標準治療はなぜ末期ガンに効かないのか
外科手術・抗ガン剤・放射線という3大治療は、早期のガンには一定の効果を発揮します。ところが末期ガンの患者さんにとっては「寿命を延ばす」ことが関の山で、根治にはほど遠いのが現実です。
その最大の理由は、これらの治療が「ガン細胞を殺すと同時に免疫細胞も壊してしまう」ことにあります。抗ガン剤や放射線は体全体にダメージを与えるため、ガン細胞が一時的に小さくなっても免疫システムが低下し、やがてガン細胞が再び増殖してしまいます。

「ガン免疫サイクル」とは何か
私たちの体の中では1日に約500個のガン細胞が生まれています。それでも健康でいられるのは、「ガン免疫サイクル」という体の防衛システムが働いているからです。このサイクルは7つのステップで構成されています。

このサイクルのどこかが障害されると、ガンは発症・再発・転移していきます。進行ガンではこのサイクルのどこかに「ブレーキ」がかかった状態になっており、免疫がガン細胞を見つけられず増殖を許してしまっています。
「ガン免疫サイクル」をうまく働かせれば、ガンにならない
著者がこれまで診てきた患者さんの9割はステージ4でした。標準治療で「もう抗ガン剤が効かなくなった」という状態でも、免疫を高める治療を加えることで寿命を1年、2年と延ばすことができた事例が多くあります。

免疫を測定して治療に活かす
著者の病院では、静脈からの採血によって患者さんの免疫力の高さを数値で測定し、その状態に応じた最適な治療法を選ぶアプローチをとっています。日本でも有数の検査会社によってこの測定が可能になっています。
ただし、日本人の2人に1人がガンになりやすい体質だという統計と、実際の免疫力の数値が必ずしも一致しない点も指摘されており、こうした検査を早い段階で受けることで予防につながる可能性もあるとしています。
免疫の専門家でさえ知らない現実
免疫学は1990年代から急速に発展しましたが、医学部の教育では免疫とガン治療の結びつきがまだ十分に教えられていないのが現状です。ガン治療の専門家でさえ「免疫」という分野には詳しくない医師が多く、ガン免疫サイクルの仕組みを知らないまま治療にあたっているケースも少なくありません。

※本記事は書籍第3章の内容をもとにまとめたものです。治療の選択は必ず専門の医師とご相談ください。
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